「障害者権利条約」って知ってますか?
このところ、たてつづけに「意思決定支援」「合理的配慮」がテーマのセミナーがあって、出席してきたんですが・・・。
講師の方は、まず最初にこの「障害者権利条約」の話をしていました。
セミナーのメインテーマは「意思決定支援」「合理的配慮」という現場の対応についてなので、条約の内容についての詳しい説明がなかったのですが・・・
現在の障害者支援の起点となったのが、この「障害者権利条約」ということで、障害者の親としては知っておいたほうがいいですよね。
一体、どんな条約なのか?・・・気になりますよね。
・・・そんなわけで調べてみました。
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福祉サービス
就労支援B型の月給は1万円って本当ですか?
先日、ある事業所に見学に行き、ショッキングな話を聞きました。
「利用者の方に交通費は支給されないんです。近隣から通う方がほとんどです。遠くから通いたいという方がいても、なかなか実現しないですね・・・」
交通費が支給されないのでは、近所の事業所を選ぶしかないということになってしまいますよね。
月給が1万円というのは、よく聞くので、だんだん慣れてきましたが・・・
そうか〜・・・交通費すら出ないのかー。
こんな実情があるなんて、思ってもみませんでした。
事業所としては「利用者を増やしたい!」、利用者の側でも「通いたい!」、でも「家から遠い」・・・こんな理由で通所が実現しないことがあるようです。
私はびっくりしましたが、福祉業界では当たり前のことのようで・・・なんだか憤懣やるかたない気持ちになってしまいました。
障害福祉に関するアンケート調査に回答しました
在住する市よりアンケート調査の依頼がきました。
障害福祉に関するアンケートです。
身体障害、知的障害、精神疾患、難病などの児童に送付しているということで、息子宛に届いたものです。
でも、息子は答えられないので、親が代弁することになります。
記入の但し書きにも、本人を主にサポートしている方が回答してくださいとあります。
アンケートの目的は、令和3年度以降の市の障害者計画の策定の一環として、「障害のある方の生活の様子や福祉サービスに対する意見」を調査するということでした。
さて、中身を見てみると・・・今ある行政の福祉サービスが、ずらっと項目別に並んでいます。
このアンケート調査に答えることで、実際に今どんなサービスがあるのか、確認できそうです。
もちろん、今、利用しているサービスのメリットやデメリット、改善点も思いっきり書いて提出したいですね。
それから、こんなサービスあったらいいなぁ・・・考えるキッカケにもなりそうです。
療育手帳のメリット!主な8つのサービスを解説
療育手帳、持っていますか?
これから申請しようという方、あるいは、迷っているお父さんお母さん、具体的にどんなサービスが受けられるか、事前に知りたいですよね。
受けられるサービスには、けっこうな種類があるんです。
公的なものでは、主に、
- 税金の控除や減免
- 各種手当
- 交通運賃の割引
などなど。
民間のテーマパークやレジャー施設でも、多くのところで割引になります。
うちの息子の場合の実体験も交えて、ここでは、主に「子どもとその保護者」が受けられるサービスを、重点的に紹介していきたいと思います。
療育手帳の申請方法!子供が知的障害と診断されたら
「知的障害がわかってから、やれることは全部やろうと思って、療育手帳を申請したのも、そのひとつで・・・。
息子は人混みが苦手で、いつも車での移動だったんですが、療育手帳のおかげで、駐車料金が割引になって・・・ありがたかったですね。
療育手帳が後押ししてくれて、気軽に出かける気持ちになれましたから。
もし、療育手帳がなかったら、私も息子も家にずっと篭ってたかも・・・」
当時を振り返って、こんなふうに語ってくれたのは、障害児のママ歴14年のお母さんです。
彼女と息子さんのエピソードにかぎらず、「療育手帳」を持つと、障害者の生活を援護するさまざまなサービスを受けることができます。
まずは、気軽に!申請して、療育手帳を持ってみましょう。
ここでは、具体的な申請方法を、詳しく解説していきます。
成年後見制度!その手続き方法をわかりやすく解説
「ゆくゆくはうちの子にも後見人をつけるようになるのかな?」こんな疑問から、いろいろ調べてみようという気になって、大体の概要は把握しましたが、・・・
「じゃあ、実際に、どうしたらいいの?」今度は、その具体的な手続き方法を調べてみました。
まだ先の話と思っていたら、いやいや、そうでもないんです。うちの子はもう14歳。2020年には18歳が成人年齢になるんですよね。成人するまでに後4年。これまでにやっておかなくちゃならないこと、たくさんあるような気がする・・・それに、結局、家族のライフプランを考えてからじゃないと、後見人なんてつけられないんじゃない?・・・ってことにまでなってきて・・・。
いつかは考えなくてはならないことだったのが、今から考えておくべきことになりました。
成年後見制度ってどんな制度?
この間、同じ障害児を持つお母さんたちと話をしていて、そのときに話題になりました。
「成年後見制度って、どんな制度か知ってる?」
「ああ、そういうのあるっていうのは知ってるけど・・・」
「大人になってからの話でしょ。まだ先の話なんじゃない・・・」
う〜ん、実際、どんな制度なのか?みんな知らない様子です。
「後見」って、早くに両親を亡くしてしまった未成年の子どもにつけるイメージがありますが、それの成人版って思えばいいんでしょうか?
この際スッキリしたいですね。
後回しにしないで、「成年後見制度(せいねんこうけんせいど)」今のうち調べておきましょう!