見守りGPSの本領発揮!付けてて良かった!

あと2日。9年間通っていた学童保育所とも、もうあと2日でお別れです。

思えば、小学校1年から中学3年まで、ずっと成長を見守ってくれていた学童は、私と息子の避難所のような場所で、本当にお世話になったなぁ・・・

感謝深さもひとしおなんです。

息子にとっては自分の家も同然、第二の家で、中学校の卒業よりも、実はこちらの卒所の方が淋しいものがあるんじゃないかなぁ・・・

今まで、毎日毎日、当たり前のように通っていた学童に、4月1日を境にキッパリと通えなくなるなんて・・・彼にとっては青天の霹靂のような話だと思うんです。

この状況を、学童が大好きな息子はどう思うんだろうか・・・彼はこの事態をすんなりと受け入れてくれるでしょうか・・・母は密かにとっても心配しているのですが・・・。

そんな最中のこと・・・それは、思いがけず起こりました。

母のちっちゃな心配は、軽く吹き飛んでしまいました。

事件は、ある日突然、前触れもなく起こるんですね〜。

見守りGPSは、なにはなくても常備しよう!

学童にはなんとか一人で通えるようになったので、一人での通所は、もう慣れたものになっていました。

このごろは、見送られるのも嫌がり、一人で準備もして、なんでも一人でできる気持ちでいるようで、本当に怖いもの知らずで・・・。

放っておくと「いってきます!」も言わないので、玄関の扉が開く音で、出かけたかどうかを察知して、あとは目的地に着くまで、GPSをたよりに現在位置を確認しながら家事をする・・そんな朝のルーティンになっていました。

事件の朝も、いつものように、GPSアプリで息子の移動履歴を見ながら、洗濯物を干していたんです。

GPSが誤作動しているの?今どこにいるの!?

その朝は、学童ではなく、学童からほど近いデイサービスに行く予定でした。

そこにも何度か一人で行っているので、たぶん大丈夫だろうと、使っているGPSBoTも、バッテリー優先の最短3分間隔モードで、だいたい30分後にはデイサービスに着くだろう・・・と信じていたんです。

コロナウィルス騒ぎで、学校が休校になった3月始めから、毎日のように一人で通っていたので、母の方でも慣れてきて、見守りがおざなりになっていました。

洗濯物を干しながら、ふと、プッシュ通知があったので、アプリをみると・・・

「えっ?!どこにいるのーーーーー?」

ひゃーーー、血の気が引くとは、このことで・・・

アプリの地図に示された場所は、デイサービスとはまったくの反対方向で、大きく外れた場所を位置していました。

にわかには信じられず・・・呆然・・・GPSBoTの誤作動じゃないかと、最初は疑ってしまいました。(GPSBoTさん、ごめんなさい!)

不測の事態が起こったとき、やっぱり、にわかには信じられないものなんですよね。

デイサービスに電話するも、やっぱり着いておらず・・・GPSは誤作動なんかじゃありませんでした。

さあ、もう、ここからはGPSが頼みの綱です!

アプリを見ていると、どうやら学校方面へ向かっているようなので、なんとか追いつこうと、GPSを頼りに車で追いかけました。

しかし、思いのほか移動が早くて・・・バスを乗り継いだのか、あれよあれよという間に、一駅、二駅先までGPSの表示が進み、あーもう一体、どこまで遠くに行ってしまうんだろうか・・・本当に焦りました。

もう、そのときには、私一人の手には負えないような状況になっていました。

仕方なく交番へ、110番しました!

もう、本当にどうしようもないので、学校に電話して相談しました。

私にとっては初めてですが、先生はやっぱり慣れたものです。場数が違いますよね。

「迷わず、交番に行くか、110番してください!」といわれました!

車で出たことを悔やみましたが、仕方ありません。最寄りのパーキングに駐車して、勇気を出して110番かけようか・・・としたそのとき・・・

あれ?戻って来ている・・・

二駅先まで行っていた表示が学校の最寄り駅まで戻って来ていました。

電車に乗って戻って来たんでしょうか?

もう、なにがなんだか・・・わけがわかりませんが、遠くには行かずに戻って来たことにホッとしました。

もしかしたら、なんとか駅で捕まえることがことができるかもしれない・・・

一縷の願いを胸に、私も電車で戻りましたが、駅に着いた時には、遅かった・・・もう彼のGPS表示は駅から離れていました。

どうやら、駅前のロータリーからバスに乗った模様で・・・

あぁ〜・・・

GPSで、それこそ手に取るように、だいたいの居場所がわかるのですが、たどり着けないんです。場所がわかる分、なんとも歯がゆい・・・

私が着いた頃には、彼は他の場所に移動しているというイタチごっこで、もう仕方ないので、駅前の交番に飛び込みました。

この期に及んでなんですが、警察のお世話になるのは勇気がいるものでした。

しかし背に腹は変えられません、それに、たぶん、これからも似たような状況になって、またお世話になることがあるかもしれません。

あって欲しくないことですが、こういうときは、怖れず110番していいんだと、今思うと、良い経験ができたと思います。

交番で事情を説明すると、そこから110番をかけるんですね。

交番の電話から110番し、その日着ていた服装と身体的特徴と、いつどこでいなくなったかなど、基本的な情報を聞かれました。

結構、手続きがあるんですよね。そりゃそうですよね。

でも、そのときの私はいてもたってもいられませんから、そのやりとりが、ずいぶん長いものに感じてしまいました。

今、GPSで表示しているこの場所に、今すぐに駆けつけて保護してほしい!とそう思ってしまいました。

意外に行動派だった息子

交番で110番をかけているうちに、学校から電話がかかってきました。

なんと、バスの営業所で保護されているとのことでした。

・・・はぁ〜、ひとまずは見つかって、本当によかった・・・安堵しました。

バスで移動していたことを考慮して、先生が、バスの営業所に連絡をとってくれていたんです。

また、GPSの位置情報を先生と共有していたので、学校の最寄り駅付近まで探してくれていたそうです。

当の本人が、何を思って行動していたのか、本人に聞いても理由を説明できないので、真相はまったく謎なんですが、この行動から察すると、もしかしたら、元の場所に戻ろうとしていたのかもしれません。

そして、最後に、帰れると思って乗ったバスが、いつもと違う道を走っていると、あるとき気づいたんでしょうか・・・、途中で降りたようなんです。

目的の行き先には行かないバスだと気づいて、途中で降りたのは、すごいんですけど、降りてからももっと移動していたら・・・もっと迷っていたかと思うと・・・背筋が寒くなります。

降りた場所が、たまたまバスの営業所の近くだったのか、営業所には以前来たことがあったので、見たことがあると直感的に降りたのか、最終的には、なんとか馴染みのあるバスの営業所に助けを求めた・・・ということなんでしょうか?

大型バスが収容されている駐車場をウロウロしていたところを、バスの運転手さんに保護されたようです。

そこに、たまたま学校から連絡が来ていて、身体的な特徴が似ていたので、バスの営業所から学校に連絡があったという・・・そんな綱渡り的なことでした。

う〜ん、偶然が重なって、うまいこと見つかったということなんでしょうか・・・

今思うと・・・ということなんですが、今書きながら、彼の行動を思い返してみると、行き当たりばったりではあるのですが、結構、意図的に行動しているような・・・そんなふうにも思えてきました。

GPSと警察と学校と、すべてが連動して・・・

そんなこんなで・・・今回は、息子が家を出てから、約二時間の冒険で、なんとか決着がつきました。早く見つかって本当によかったと胸を撫で下ろしました。

なにごとも初めてのことは、焦りますね。

GPS表示が予定どうりの履歴を辿ってないとわかったときは、本当に血の気が引くんですよね・・・

でも、こういうときこそ慌てずに、関係各所へ連絡して、助けを求めることが重要だということも、身にしみて勉強になりました。

息子が意外に行動派だということも、今回、改めて認識しました。

思えば、前日に学校の友達からプレゼントをもらって、そのお返しをコソコソ準備していたんです。それを渡そうと学校にいったのかもしれません。

でも学校は休みで、門は閉まっているし・・・

そこからリカバリーできずに二駅もバスを乗り継いて、一体どこまで行くんだーと、母は焦りましたが、でも、運よく学校までは戻ってくることができて・・・彼は彼なりに紆余曲折?していたのかもしれません。

・・・その間、母はGPSと色々な人に手助けされながら、捜索していたのですが・・・

付けててよかった!GPS!

なんといっても、GPSが付いていたという安心感は半端なかったです。

GPSが付いていなかったら・・・考えただけでも恐ろしいですね。

GPSで「ここにいる」とだいたいの位置がわかっていたので、バス会社にも連絡してもらえたし、迅速に対処できたのだと思います。

GPSBoT、ありがとう!ホントつけてて良かった!



この手の、ほぼ見守り機能だけのGPSは、私がGPSBoTを購入したあとから、いくつかの会社から、類似機種が発売されています。

本体にボタンが付いていて、押すと見守っている親に連絡がくるような、防犯的な機能が付いているものも出ていますね。

うちの息子だと、なんでもないときに押してしまいそうだし、なんのために押すのかも分からないと思うので、宝の持ちぐされなんですが・・・

このタイプだと、防犯ブザーのようにランドセルにぶら下げるということになりそうですね。

ご家庭の目的にあったものを選べるようになってきたのかな〜と思います。
以下にURLを載せておきます。

GPSBoT https://www.bsize.com/
FamilyDot https://family-dot.com/
キンセイGPS端末 https://www.kinsei.io/
soranome https://soranome.net/


うちで使っているGPSBoTのレビュー
↓↓↓
https://ichinyoru.net/gps-bot-review/

トランスジェンダーの人に会って無遠慮な視線の意味がわかった

憶測の域を出ませんが、トランスジェンダーなのかな?という人に会いました。

・・・といっても、積極的にそれについて話をしたのではありません。

その方は、車内販売の販売員の方で、私は車内でその人からコーヒーを買ったのでした。

全体的に大柄な女性の方とも捉えられる、でも、もしかしたら、生まれたときは男性で、自らの意思で女性になられたのではないか・・・そんなふうに思えて・・・

私の妄想だったのかもしれない・・・と思いつつ・・・

でも、仮に彼女がトランスジェンダーだとしたら・・・

私はその妄想を糧にして、いろいろ思いが巡るのを止められませんでした。

トランスジェンダーって、一体どんな感覚なんだろう?

たぶん、多くの人は、自分の性別を疑うなんてこと、そもそもしませんよね。

女性で生まれた人は、そのまま女性として生きていきます。

私もそうです。XX遺伝子になんの疑問も持たずに生きてきました。

自分の性別に違和感がある?・・・その感覚って、どんなものなんでしょうか?

自分の気持ちや考えが、自分の身体を作っている遺伝子とは、くい違っていた・・・、なにか違う、こころもとない感覚、日々の何気ない場面で、違うという思いが沸き上がってきてしまう・・・

自分ではどうすることもできないモヤモヤ、それは自分でもどうしようもなく、違うと思う自分を認めざるを得ない・・・そうしないと自分を否定することになるから・・・ぐるぐると葛藤が渦巻いているような気がします。

そして、子どもは親の望むようになりたいものですから、その差異を埋めるために、きっと、ものすごくガンバるんだろうな・・・、考えただけでも切なくなりますね。

彼ら、彼女たちは、違和感の元はなんなのだろうかと、自分に疑問を投げかけることで、否応がなく身体の感覚が研ぎ澄まされていくように思います。

とことん自分と向き合うことを余儀なくされ、反芻にも似た「省みる」というクセができて、それを方法にして、結果的に、穿った見方かもしれませんけれど、人類の永遠の命題に取り組まざるおえなくなっているんじゃないでしょうか。

丁寧に自分の感覚を客観視するのは、ある種、領域は違うかも知れないけれど、アスペルガーの当事者のやり方にも似ている気がします。

アスペルガー当事者の綾屋氏が、著作の中で、悩みながら詳細に自己分析していたことを、ふと思い出しました。

似ていないと思われるかも知れないけれど、両者どちらも、痛々しいまでに正直で・・・、そして、ものすごく頑張って、生きている人たちなんだろうなぁ、つくづく、そう思うんですよね。

トランスジェンダーの人をめぐる家族の物語

最近見たドキュメンタリーでは、女性で生まれて(今では)男性のトランスジェンダーの方が、パートナーとの間に子どもを授かるというものでした。

ゲイの友人から精子提供をしてもらって・・・、2人の父親(精子提供した実父とトランスジェンダーの養父)と母親(パートナー)という3人のユニットによる子育てを、試行錯誤している様子が描かれていました。

トランスジェンダーの彼は、ヒゲをたくわえ、見た目にも明らかに男性でした。学生時代の女子高生姿の写真は別人のようでした。

男性として、すっかり、家族にも社会的にも受け入れられ、女性のパートナーがいて・・・、こんなふうに、今の自分のように生きていられるなんて、まったく想像できなかったと言います。

思いもよらなかった幸せ、小さな子どもを抱いている自分・・・

これが50年前だったらどうでしょう・・・

だんだんと、社会的認知もすすんできて、LGBTの人がカミングアウトしたとしても、社会として受け入れられるだけの懐ができてきているようにも思います。

映像の中で、何より印象的だったのは、理解するのに時間がかかった、それぞれのご両親が、小さな命の誕生を心から喜んでいるということでした。

そこにあるのは、小さな命の圧倒的な存在感で、生まれた赤ちゃんは、生まれたというだけで、傷ついた家族を癒しているという・・・そのことは真実なんですよね。

それで、そこにあるのは、とっても個人的な問題ですが、同時に、社会的な問題としても共有されるようなもので、LGBTではない人たちにとっても、ある種、そこには、同じテーマを見るというか、人間としての共通テーマを見出すことができるんだと思うんです。

LGBTs、今ではSOGI?

LGBTは、レズビアン(L)、ゲイ(G)、バイセクシャル(B)、トランスジェンダー(T)の頭文字をとって、セクシャル・マイノリティの人を表す言葉です。

当事者が、社会に向けて自分たちを語るときに、“連帯”を表す言葉として使われてきたという経緯があるそうですが、このごろでは、この4つだけでは収まりきらないということで、複数形の「s」をつけるようになってきているようです。

「LGBTs」複数形の「s」には、あらゆるセクシャル・マイノリティが含まれることを表しています。

そして、新たに、SOGI(ソジ)なる言葉も出てきて・・・、

SOは、Sexual Orientation(性的指向・好きになる相手の性)、GIはGender Identity(性自認・自分の性をどう認識するか)という意味のようですね。

「LGBT」や「LGBTs」という言葉は、セクシャル・マイノリティを一つのカテゴリとして捉えることになってしまうため、どうしても、その人が「特別」、「特異な存在」というふうに概念化してしまうことがありました。

これに対して「SOGI」という言葉を使うことで、すべての人に当てはまることになって、性的なあり方の問題を、みんな同じように「自分の問題」として捉えることができるという側面が生まれたんです。

さしずめ、障害者でも、自閉スペクトラム(S)、ダウン症(D)、アスペルガー(A)、聴覚障害・視覚障害(E)、肢体不自由(F)、精神障害(S)と、それぞれの障害によって様々に分類することができますが・・・、同じようにすべての人に当てはまるという考え方をするならば、どう表せるでしょうか?

社会やコミュニティは、障害者をどう捉えるか、人類は遺伝子をどう捉えるか、人間の脳をどう捉えるか、などということになるでしょうか?

LGBTs、障害者を見る容赦のない誰か目線

私が車内販売で出会った、トランスジェンダーの方は、男性に生まれて、でも自分は女性と思っている・・・彼女でした。

一見すると、女装されている男性の容姿をされていました。

ワゴンを押して車内販売にきた彼女を見て、居合わせた乗客は、ほぼ全員が異質に思ったのでしょう。まじまじと見たり、あらかさまに嘲笑するような視線を投げたり、笑いの混じったヒソヒソ話が始まったり・・・

彼女は、そんなことには、もう慣れっこになっているのかもしれない、でも、少しも傷つかないかといったら、それはどうなんでしょう・・・

このぶしつけな視線には、よく、うちの息子も晒されるんです。

異質なもの、異形なものを見分けるセンサーは本当によく働く。

ダウン症は、一目で障害者とわかる風貌だから、それで助かることもあるのですが、反面、同じ分だけ、異形ものを見分ける無意識の差別の視線に刺されることもよくあることなんです。

それがわかるから、息子以上に、トランスジェンダーの彼女は、開きなおるにしても、並大抵なことではないぐらいの、辛いことがたくさんあっただろうなぁと、つい、想像してしまうのでした。

生まれてきた意味を知る

障害者の息子も、トランスジェンダーの方と同様、今までの人類が築いていた固定概念や、多数派のカテゴリからは外れています。

障害者と同じように語るのを、LGBTsの方々は嫌がるかも知れませんが、社会の中では、同じように、「同質でないもの」と、カテゴライズされています。

社会的にはマイノリティというわけで・・・

でも、マイノリティには、マイノリティとしても役割があるんじゃないのかなと思うんですよね。

障害者やLGBTsの人たちが、多数派になってしまっては人類は成り立たないし、かといって、すべてが均一な多数派ばかりでも変化していかないというか・・・

障害者やLGBTsの人たちに対する、2020年のこの状況は、たとえば50年前とは比べようもないぐらいに、進歩していると思うんです。

その進歩を促したのは、他ならないマイノリティの人たちです。

まだまだ、婚姻に関する法律的な整備など、行き届かないところはあるにしても、地球規模で、社会的なマイノリティに対する理解の間口は広がっているといえます。

逆説的ですけど、社会的なマイノリティは、社会というものの中にいて、もっとも真価を発揮するというか、その存在が社会の成熟を、あるいは進化をすすめる役割を果たしているんじゃないかなと思うんです。

福島氏がインスパイアされた、ピーター・フランクルが提唱する「態度価値」という概念は、人類を一つの大きな有機体、生命とするならば、なんだか、ある種、遺伝子のような概念だとも思えて・・・。

そういう遺伝子の働きを、うちの息子も、福島氏も、トランスジェンダーで生まれた人たちも、みんな担っているんだと、ふと、そのことを思いついて、この先、50年経ったら、どんなふうになっているだろうか、2070年、もう私はいないはずですが、どこかで眺めることができたら、へー、こんなに変わったのかと、感慨深く思っているはずだと思います。

特別支援学校の生徒が、一人で通学できるようになるには・・・

本当に早いもので・・・4月から息子も高校生です。

今まで、登下校は、スクールバスが頼みの綱でしたが、高等部になると、この通い慣れたスクールバスには乗れなくなります。

基本的には、「一人では通うことができない」「家族も送迎できない」という特別な理由がない限り、一人通学へ移行するよう奨励されます。

将来的な自立を促すためにも、そういう方針なんです。

これは、多くの特別支援学校が行なっていることで、うちの息子の学校の場合も例外ではありません。

・・・ということで、ようやく、やっと重い腰をあげて、母と息子は、一人通学の練習を始めました!

もう中学3年の3学期ですよ〜。もう本当にあとが無いんですよ〜。

母の怠慢で、ホント申し訳ない。こんなギリギリで・・・ごめんよ、息子・・・

・・・で、現在、かなりせっぱ詰まった状況に陥っています。汗

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障害者権利条約のことを知っておこうと思った

「障害者権利条約」って知ってますか?

このところ、たてつづけに「意思決定支援」「合理的配慮」がテーマのセミナーがあって、出席してきたんですが・・・。

講師の方は、まず最初にこの「障害者権利条約」の話をしていました。

セミナーのメインテーマは「意思決定支援」「合理的配慮」という現場の対応についてなので、条約の内容についての詳しい説明がなかったのですが・・・

現在の障害者支援の起点となったのが、この「障害者権利条約」ということで、障害者の親としては知っておいたほうがいいですよね。

一体、どんな条約なのか?・・・気になりますよね。

・・・そんなわけで調べてみました。


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盲ろう者で東大教授となった福島智氏という存在

「そういえば、目と耳って、2つずつあるんだった・・・」

福島氏の生い立ちをたどっていて・・・そんなことをふと思いました。

右目を3歳、左目を9歳で失明し、18歳で聴力も失ってしまう・・・

普段、自分の目と耳がいくつあるかなんて、そんなこと気にも留めていませんでしたが、とたんに一つ欠けてもいけない、替え難いものだということに気づかされました。

徐々に視力がうすれていく、音がだんだんと小さくなっていく・・・

感覚がうすれていく・・・そのときの心境は、一体どんなものだったのでしょう。

健常者がいくら理解しようとしても・・・どうしたって本当のところは分からないだろうと言われてしまうかもしれません。

でも、そのときの気持ちを想像しないわけにはいかない気がするのです。

それは健常者の衝動と言えるかもしれません。

そしてそれによって、あらためて気づかされることがあった・・・それだけで、意味のあることのように思います。

今このとき、福島氏のことを知ることができて、本当に良かったと思います。

穿った見方かも知れませんが、福島氏のような障害者の方は、「知るということの大きさを、誰かに気づかせる存在」なのかもしれません。

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伊藤亜紗さんの身体論|なるほど!目の見えない人は進化の最前線にいるんだね

『目の見えない人は世界をどう見ているのか』

何気ないタイトルですよ、本当に。

一見すると、目の見えない人のことを書いた、ごく普通の専門書のようです。

でも、実は、いきなり冒頭から裏切られます。

この本に書かれているのは、タイトルのテーマどおり、目の見えない人の世界のことが書かれているのですが・・・

でも、まずこのタイトル、『目の見えない人は世界をどう見ているのか』って、
どこかおかしくないですか?

目が見えない人なのに、どう見ているのか、って問いかけているんですよ。

はなっから「目の見えない人でも見えている」という前提ですよね。

さらっと意味ありげなタイトルがつけられているんです。

この本では、伊藤亜紗さんの「好奇心」と「変身願望」が存分に発揮されています。

そして、私たちの常識や既成概念を小気味好く揺さぶる!面白い本です。

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就労支援B型の月給は1万円って本当ですか?

先日、ある事業所に見学に行き、ショッキングな話を聞きました。

「利用者の方に交通費は支給されないんです。近隣から通う方がほとんどです。遠くから通いたいという方がいても、なかなか実現しないですね・・・」

交通費が支給されないのでは、近所の事業所を選ぶしかないということになってしまいますよね。

月給が1万円というのは、よく聞くので、だんだん慣れてきましたが・・・

そうか〜・・・交通費すら出ないのかー。

こんな実情があるなんて、思ってもみませんでした。

事業所としては「利用者を増やしたい!」、利用者の側でも「通いたい!」、でも「家から遠い」・・・こんな理由で通所が実現しないことがあるようです。

私はびっくりしましたが、福祉業界では当たり前のことのようで・・・なんだか憤懣やるかたない気持ちになってしまいました。

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みまもりGPSBoTを使ってみて思った!ここ改善できないかな!

知的障害をもつ息子が、目を離した隙に一人で出かけるようになっちゃったんですよ・・・

もう一刻も早く必要!だったので、慌てて「GPS BoT」を買いました。

みまもりGPS機は、「今回購入したGPS BoTのような単一機能のもの」から「携帯電話にみまもり機能がついたもの」まで、いろいろありますよね。

いつもだったら、こういう電子機器は、ものすごく悩んで買うのですが、いかんせん今回は悩んでいるヒマがありませんでした。

それで、いいや!お試しのつもり!と思い、「安さを優先」して「GPS BoT」を買ったんです。

使ってまだ一週間ですけど・・・使用感をレビューします。

GPS BoT〜購入の決め手になったのは・・・

「GPS BoT」を購入しようと思った、その決め手は・・・

  • 安価だった!
  • 多機能だと使いこなせる気がしない!

この2点につきます。

安いと思わない方もいるかもしれませんが、携帯電話や警備会社が商品化しているGPSシステムは、初期費用がかかったり、契約年数に縛りがあったり、月々の料金が1,500円ぐらいかかるんです。

それに比べたら、「GPS BoT」はリーズナブルです。

  • 本体価格:5,534円(税込)※初期費用
  • 月々料金:518円/月(税込)

シンプルに「みまもり」位置検索しかできませんが、これが一番欲しい機能だったので、他の機能がなくても、今のところOKです。

むしろ、単一機能の方がわかりやすくて、潔い使い方ができるというか・・・

うちの場合、通話機能があったとしても、その使い方を教えるのに一苦労するでしょう。

今のうちの切実なニーズにはマッチしたちょうど良い商品でした。

GPS BoTの特徴〜大きさや設定方法は?

形は、縦5cm×横5cm×厚み1.9cm、つや消し白色、コロっとしています。

設定も複雑ではありません。

  1. 本体機は、申し込みをして、3日後には郵便受けに入っていました

  2. 本体の充電をします。
    充電ケーブルは付いてきません。
    汎用性のあるMicroUSB(Micro-B)コネクタなので、おうちにあるものが使えます。
    充電時間は3時間。
    充電すると、使用開始したと見なされ、月々の課金が始まります。
    本体にはスイッチのon/offがありません。
    充電すると自動的に動作します。

  3. 専用アプリをダウンロードします。
    パッケージにQRコードが付いているので、すぐにアクセスできます。
    app store や Google Play で「gps bot」と検索しても出てきます。
    アプリは無料です。

  4. アプリの設定をしましょう。
    購入するときに既にアカウントを取得しているので、そのIDでログインできます。
    左上の三本線から「オーナー設定」「スマホとBoTをつなぐ」「通知スポットの設定」をしましょう。

    「スマホとBoTをつなぐ」:本体機IDを入力して送信します。
    「通知スポットの設定」:みまもりたい人のよく行く場所を地図から、あるいは住所から登録できます。場所を登録すると青い丸で表示されます。登録した青い丸の範囲内に着いたり、離れたりしたら、見守っている人のスマホにプッシュ通知が届きます。

  5. アプリ地図の右下の歯車マークから、「BoTのプロフィール」や検索時間の「モード」の設定できます。

    BoTのプロフィールでは、表示する画像の変更ができます。
    いくつかの似顔絵画像から選ぶこともできますし、見守る子ども本人の写真にすることもできます。

    そして、ここで重要なのは検索時間の「モード」を選べるということでしょう。3つのモードを選択できます。

    頻度優先(最短1~2分間隔):最も高頻度に見守るモードです。
    バッテリー優先(最短3分間):一回の充電でより長い期間見守れるモードです。
    機内モード(電源off ):一回設定すると充電するまで見守りができません。

バッテリーの保ち時間のことを考えると、バッテリー優先モードがいいでしょう。

でも、その行動をリアルタイムで検索したい場合は、頻度優先がいいですよね。

・・・ということで、うちの場合は、息子の行動を見守りたいときは「頻度優先モード」にして、目的地に到着して動かなくなったら、「バッテリー優先」に切り替えて使ってみました。

この使い方で、バッテリーは、ほぼ6日間、もちました

日曜日に充電をはじめて、金曜日の午後に「バッテリーが少なくなりました」という通知が届きました。

どれぐらい少なくなったら通知されるのか、そのへんが分からなかったですが・・・

後でわかりました。残量20%になったら、プッシュ通知されます。

金曜日の夜7時に帰宅した際にも、到着しました!と通知が届いたので、そのときには、まだ充電は切れていなかったということですね。

バッテリーが少なくなったと通知が届いたとしても、その後、半日ぐらいは保つようです。

とりあえず、バッテリーに関してのストレスはありませんでした。

では、具体的に、この商品のここがよかった!点を紹介していきます。

ここが良かった!

実際使ってみて、「GPS BoT」と息子は、結構相性が良かったと思います。

ここが良かった!点を挙げていきますね。

  1. 単一機能であること

    「位置がわかる」という一点に特化していることです。

    防犯ブザーとか、通話機能とか、警備員駆けつけとか、そんな機能はまったくついていません。

    でも、どこにいるか、保護者が把握できる安心感が得られました。
    この点で、確かに息子は見守られていると言えます。

    それに、息子の場合、多機能だと、使いこなせないでしょう。

    たとえば、防犯ブザーがあったとしたら、緊急時以外にも押しちゃったりする可能性があります。

    えっ!電車の中で押しちゃったの!なんてことにならないとも限りません。

    そんなことを心配するだけでも疲れてしまいます。

    それだったら、うまく使えない機能は無い方がより機能的なんです。



  2. ボタンがついていないこと

    息子は、照明のスイッチや扇風機のボタンとか、とかく有るボタンは、無条件に押してしまうのですが、ボタンはまったく付いていません。

    電源のon/offのスイッチもありません。

    押したくても無いので、間違って設定を変えちゃったとか、そういう失敗をする心配をしなくて済みます。



  3. 存在感がないこと

    5cm×5cmと、サイズが小さいので、邪魔になりません。

    リュックのあまり使わないポケットに忍ばせておくことができます。

    見た目にも興味を引く要素がないのも良いです。

    これが携帯電話のような形状だったら、息子はすごく喜ぶだろうな〜、とは思うんです。

    うれしくて、持っていることが気になってしまって・・・いつも気にして歩くでしょう。

    携帯電話だったら、手に持って歩くだろうな〜と予想されます。

    周りの大人はそういう使い方をしていますし、彼はその姿を真似しますから〜、絶対、携帯電話として使いたがるのは目に見えています。


  4. 複数の目で見守りが可能

    複数の保護者で見守ることができます。

    アプリをダウンロードして、IDを入力→オーナーに送信→オーナーから承認を受けると、何人でも見守りが可能です。

本当に「見る」だけの「お守り」のような機能ですが、これが現状の息子にとってはベストと言えるでしょう。

もう少し、親側の準備が整って、携帯電話を持たせられるまで自立させることができたら、そのときは心配せずに携帯電話を持たせようと思います。

今後の改善に期待したい!

今回「GPS BoT」を使ってみて、そこそこ満足していますが、今後に期待を込めて、できるのであれば改善してほしいところを書いておきます。

それは、なんといっても、「検索位置の精度」を高めてほしい!です。

現在の位置解析は、数m〜100mほどの誤差が生じる場合があるということで、アプリ地図上のアイコンの周りに青い円が表示されるのですが、その中にいるという感じなんですね。

地球規模でいうと微々たる数m〜100mですが・・・

地球上にいる方からいうと、結構な範囲の誤差なので、「いつも通る道にいない?」「寄り道しているかも?」などの判断は、地図上ではできないのです。

使う側の本音としては、これは残念なことです。

移動履歴も道路上にない場合があります。

この件は、履歴は道路上を通るわけではないと書かれているので、誤作動ではありませんが・・・

「あれ、建物横切ってる?」とか、なかなか動かなかったのに、一気にビョーンと飛んで、「あれ?もうここまで来てる?」ということがありました。

これは私の希望ですが、道路に沿った履歴にならないのかな〜と思っています。

仕様には、①GPSの電波の他に、②周辺のWiFiアクセスポイントの電波③携帯基地局の電波を使って、高精度なトリプル測位エンジンで位置検索していると書かれています。

電波からの情報受信の精度は、これ以上は望めないのかもしれませんが、アプリのバージョンアップなどで、位置特定の精度が上がるようであれば・・・

ぜひ!今後、なんとかしていただければ!と思います。

Bsizeの開発チームのみなさん、どうぞよろしくお願いいたします!

あれ?似た商品が発売される?!

BsizeのQ&Aを見ようと思って、「GPSBoT」で検索したら、おや!?類似機器の発売予約を見かけました。

それは、「ファミリードット FamilyDot」という商品です。

9月6日発売ですって!

えー、もうちょっと待ってたら、こっち買ったかも!

ほぼ同じ仕様の商品なのですが、後継機の利点ですね。

私が改善してほしいと思ってる点が、改善されているようです。

・・・わー・・・

まず、1つめ。

アプリ画面の画像を見ると、充電の度合いが%表示されていますね。

充電した方がいいかどうか分かるのはうれしい機能です。

これの有る無いは大きいです。

(・・・と、公開当時に書いたのでしたが・・・)

実は、バッテリーについては、後日談があって・・・

Bsizeさん、本当に申し訳ありません!

「減り具合が分からない」、改善してほしいと書いたのですが、この記事を公開した後で、バッテリーの減り具合がわかるアイコンを発見しました!

でも、ちょっと、わかりにくかったです。

三本線のハンバーガーアイコン?からサポートセンターにいき、「充電」で検索して、やっと出てきたのです。

こんな感じです。

今どれぐらいバッテリ残量があるのか、「GPS BoT」も、確認できるということですね。

それから、2つめ。

「ファミリードット FamilyDot」には、履歴を再生できる機能があり、通ったルートを表示できるようです。

いつどこを移動していたかが確認できます。

「GPS BoT」の場合は、点と点をつなぐので、通ったルートは示されないのです。

位置情報の取得方法は、どちらも、GPS信号の電波WiFiアクセスポイントの電波携帯基地局の電波と、3つの電波を同じように使っているので、違うとすれば、アプリの違いになると思うんですが・・・

他にも便利そうな機能が・・・

乗り物通知:電車やバスなど、乗り物での移動を検知したら自動で通知が来る機能。駅の指定も不要。
一時エリア通知
:一時的なエリアを設定して、そこから出ると通知が来る機能。遊園地やショッピングセンターとか、今だけ通知してほしい時に使えます。

料金体系も14,880円(本体機+2年分のGPS通信費)とあります。

8%消費税をプラスすると16,070円です。

「GPSBoT」を2年使うと17,966円ですから、価格的にもお得です。

消費税増税を考えると、さらにお得と言えますよね。

さらに2年後どうなるか、気になりますが、5,000円(税別)で1年延長できるそうです。

「GPSBoT」は1年でGPS通信費5,760円(税別)ですから、これも「FamilyDot」の方がお得です。

まとめ

一週間遅く買っていたら、「FamilyDot」を買っていたかもしれないという、まさかのレビューになってしまいましたが、とりあえず、1年は「GPSBoT」を使おうと思います。

子どもの生活習慣を「GPSBoT」は学習するとありますから。
AI搭載ですから。

「GPSBoT」
の1ヵ月後、1年後がどうなっているか、興味があります。

そして・・・

GPS BoTのソフトウェアは自動的に最新版に進化し、性能向上して参ります。

この言葉の行方がどうなるか、見守りたいと思います。

Bsizeの開発チームのみなさん! なにとぞよろしくお願いいたします!

障害福祉に関するアンケート調査に回答しました

在住する市よりアンケート調査の依頼がきました。

障害福祉に関するアンケートです。

身体障害、知的障害、精神疾患、難病などの児童に送付しているということで、息子宛に届いたものです。

でも、息子は答えられないので、親が代弁することになります。

記入の但し書きにも、本人を主にサポートしている方が回答してくださいとあります。

アンケートの目的は、令和3年度以降の市の障害者計画の策定の一環として、「障害のある方の生活の様子や福祉サービスに対する意見」を調査するということでした。

さて、中身を見てみると・・・今ある行政の福祉サービスが、ずらっと項目別に並んでいます。

このアンケート調査に答えることで、実際に今どんなサービスがあるのか、確認できそうです。

もちろん、今、利用しているサービスのメリットやデメリット、改善点も思いっきり書いて提出したいですね。

それから、こんなサービスあったらいいなぁ・・・考えるキッカケにもなりそうです。

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GPSで子供を見守ろう!ひとり通学の必須アイテム

「早くGPSを持たせなくちゃ!!!」

 

そう強く思ったのは、息子の独立心に火がついた?からです。

これはもう放っておくとヤバいレベル・・・冷汗

いい意味じゃなくて、本当に危険を伴う方のヤバいです。

歩くと30分ぐらいかかる学童保育所に、ひとりで行けちゃった話は先日書きましたが・・・

この頃はさらに輪をかけて、ちょっと目を離した隙に、一人で学童に行くようになってしまいました。

先日は、玄関で待っているだろうと思っていたら、もうすでに姿はなく・・・

えっ〜!“いってきまーす”も言わずに出かけちゃったの・・・

本人は、もう完全に一人で行く!ことしか頭にないのでしょう。

母が心配するとか、そんな気遣いはまったくなしです。

やる気は、本当にうれしいのですが、細かいところがまだ理解されてないので、母としてはハラハラが止まりませんッ。

たとえば、「一人で通学中にトイレに行きたくなったら、どうするの〜?」とか・・・

わー考えたくない、これは絶体絶命のピンチです。

親の方の準備が間に合ってないんですよね。

それはよーくわかっています・・・

・・・とにかく、GPSつけなきゃ・・・

こうなったら、GPSで地球外から見守ってもらいましょう!

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