東田直樹くんを知っていますか?
発達障害の分野では、知る人ぞ知る人でしょうね。
特に自閉症の子供を持つ親にとっては、かけがえのない存在です。
私の友人も、なんども彼の言葉に励まされたと言います。
奇声をあげたり、不随意な動きをしたり、特定のことにこだわったり・・・
実の子供であっても、自閉症者の外側に現れているものは、なかなか理解できるものではありません。
どうして、こんな行動をするのか・・・
脳のどこかが損傷しているんじゃないか・・・
そんなに動いてケガしたらどうしよう・・・
我が子の不可解な毎日に、母は、気の休まる暇がないんです。
そんな母にとって、自閉症者の内面を語る東田くんの言葉は、希少民族の言葉を翻訳してくれているようなもの・・・・・
さあ、さっそく、東田くんの言葉の世界へ旅してみましょう。
自閉スペクトラム症
自閉症の世界!3つの定型的な視覚を疑似体験してきました!
自閉症の人が世界をどんなふうに捉えているのか、前々から興味を持っていました。先日、「ASD視覚体験シミュレータ」のワークショップがあり、運よく参加することができました。
ASDというのは、ー Autism spectrum disorders ー自閉スペクトラム症の頭文字です。
VRゴーグルを装着すると、まるで自分が実際に見ているような・・・より自閉症の人の体感に近い、リアルな感覚を得ることができました。まさに、百聞は一見にしかず、ですね!
さらに、今回のワークショップでは、疑似体験だけにとどまらず、参加者の方々と、得られた感想や気づきをシェアしました。
「この体験を今後の生活や活動にどのように活かせるか。」
みなさん、それぞれに、日々、接するときのヒントを見出せたようです。熱のこもった時間を共有することができました。