「早くGPSを持たせなくちゃ!!!」
そう強く思ったのは、息子の独立心に火がついた?からです。
これはもう放っておくとヤバいレベル・・・冷汗
いい意味じゃなくて、本当に危険を伴う方のヤバいです。
歩くと30分ぐらいかかる学童保育所に、ひとりで行けちゃった話は先日書きましたが・・・
この頃はさらに輪をかけて、ちょっと目を離した隙に、一人で学童に行くようになってしまいました。
先日は、玄関で待っているだろうと思っていたら、もうすでに姿はなく・・・
えっ〜!“いってきまーす”も言わずに出かけちゃったの・・・
本人は、もう完全に一人で行く!ことしか頭にないのでしょう。
母が心配するとか、そんな気遣いはまったくなしです。
やる気は、本当にうれしいのですが、細かいところがまだ理解されてないので、母としてはハラハラが止まりませんッ。
たとえば、「一人で通学中にトイレに行きたくなったら、どうするの〜?」とか・・・
わー考えたくない、これは絶体絶命のピンチです。
親の方の準備が間に合ってないんですよね。
それはよーくわかっています・・・
・・・とにかく、GPSつけなきゃ・・・
こうなったら、GPSで地球外から見守ってもらいましょう!
GPS端末にはどんなタイプがあるの?
さて、いざ使うとなると・・・うーん、どのGPSがいいんでしょうか?
息子の行動は、この頃さらに予測不能なので・・・
意外に通話機能があった方がいいのかもしれません。
でも音声通話だけで、指示が通るとは考えられないし・・・
う〜ん・・・悩みます・・・
とりあえず、整理しましょう。
方法としては、大きく分けて3つですね。
- 携帯電話を使う
- 警備会社の見守りサービスを契約する
- シンプルなGPS機能だけの発振器を使う
では、それぞれのメリットデメリットを比べてみましょう。
携帯電話を使うメリットデメリット
携帯電話を使うという選択には、さらに2つの方法が考えられます。
- 子供用の「見守り携帯」を使う
- 中古や家族のおさがりの携帯電話を使う
携帯電話各社からは、子供の見守りに特化した見守り携帯が発売されていますね。
会社名 | 端末 | 機能 |
料金(税別) |
その他 |
ソフトバンク |
・みまもりケータイ |
GPS位置検索 防犯ブザー 警備員駆けつけサービス(別途有料) |
1,000〜1,500円程度/月(端末料金込み) |
2年縛り 単独契約不可 |
docomo | ・キッズケータイ | GPS位置検索 防犯ブザー おかえり通知 みまもりアラート |
1,200円程度/月 (ファミリー割引に副回線で加入) |
2年縛り 単独契約不可 12才以下 |
au |
・マモリーノ |
GPS位置検索 防犯ブザー ココセコム駆けつけ 出かけるよアラーム 出ないときガイド 着信自動応答 |
1,200円程度/月 (スマイルハート割引適用) |
2年縛り 単独契約不可 |
格安スマホ | ・TONE |
子ども向け見守り機 |
1,000円程度/月親が他社キャリアの場合+200円 | 2年縛り 単独契約可 |
各社の料金プランを調べてみてわかったのは、子供向けのプランなので、年齢制限があるということです。
まず、うちの息子は14歳なので、ソフトバンク、docomoの一番安いプランは使えません。
親のケータイがauのこともあって、まあ、ソフトバンク、docomoの選択はないですね。
同じ携帯会社でないと、家族割引が適用できませんからね。
「障害者割引」が使えるかというところですが、子供用の機種で「障害者割引」が適用されるかというと、それぞれの携帯会社に確認が必要ですね。
auの場合は、スマイルハート割引(障害者割引)が使えるようです。
このように、お子さんの見守りケータイを考えるなら、健常なお子さんの場合でも「親のケータイがどこの携帯会社か」で、ほぼ決まると言えます。
悩む余地すらないと言ってもいいかもしれません。
一方、機能的な面で見ると、auの機能が充実しています。
- 「おうちだよ通知」:家に帰ってきたときに保護者に通知がいく
- 「出かけるよアラーム」:出かける時間をアラームしてくれる
- 「出ないときガイド」:保護者の電話に出ないとき、自動的に保護者宛にSMSが送信され、「居場所通知」や「着信自動応答」が利用できる
- 「着信自動応答」:着信の応答操作をしなくても電話がつながり、ハンズフリーで通話ができる、子供が気づかなくても周囲の音が聞こえる
特に「着信自動応答」がいいですね。
本人が電話に出なくても、電話がつながるなんて!
周囲の音が聞こえたら、どこにいるか推測できますよね。
うちの息子の場合は、これは重宝する便利機能になると思います。
他にも、裏技っぽいですけど・・・携帯電話を使う方法が、もう1つ。
家族のおさがりの古い携帯に、格安SIMを入れて、ミニマムに位置情報だけ使うというやり方です。
NUROの「0 SIM」のプランなどは、毎月500MBまで無料なので、初期費用が3,600円程度かかるものの、その後はほぼ無料で使えます。
位置情報共有アプリには「Life360」「iシェアリング」など色々ありますね。
携帯電話としての機能は使わなくても、リュックにわからないように忍ばせておけばいいので、この方法もありかもしれません。
初期費用も一番安く、通話なしのデータ通信なら、どの格安スマホでも、概ね月々無料〜500円ぐらいです。
とにかく一番安い!というメリットがあります。
ただし、位置情報の精度などが気になるところですね。
実際に使えるのか・・・使ってみないと分からないことが多いです。
格安スマホ会社では、「お試しプラン」を設けているところも多いので、「とりあえず使ってみる!」いうのもアリかもしれません。
警備会社のGPS端末のメリットデメリット
安心を買うには、やっぱり警備会社の見守りシステムが、文句なく一番でしょう。
セコムとアルソックの2社を取り上げてみます。
会社名 | サービス名 | 機能 | 料金(税別) | その他 |
セコム | ココセコム | 高精度位置感知システム 通報サービス(緊急ボタン) しらせてコール みつめてコール 現場急行サービス(別途有料:10,000円/1時間) |
初月7,500円 |
auマモリーノと提携 3年契約 |
アルソック | まもるっく |
GPS位置検索 |
買い上げ:21,500円(本体)+初期費用4,500円+1,100円/月 |
ホームセキュリティと併用で割引 高齢者向け? 2年契約 |
ココセコムで特徴的だったのは、位置検索に回数制限があること!です。
なぜ?回数制限があるのか、よくわかりません。
私だったら、息子がどこにいるか、1日何回も確認したいです。
月に30回検索するプランだと2,900円/月になります。
それだったら、auのマモリーノにした方がいいんじゃないかしら???
緊急時にはココセコムが駆けつけますからね。
メインでの使い方は、「位置検索になる」と思うんです。
回数制限があるのは、うちの使い方には合わないですね。
その点、アルソックは回数制限がありませんが、GPS衛星での位置検索で、携帯電話基地局は使われていないようです。
位置検索だけを考えると、精度的にどうなのだろうか・・・疑問が残ります。
・・・ということで・・・
警備会社の見守りシステムは、どちらにしても緊急時の対応に特化しているということですね。
万が一に備えるのであれば、この選択になるでしょう。
位置検索の精度は何で決まるの?
機種選び、会社選びに盛り上がってしまいましたが・・・
調べていくうちに思ったのは、「位置検索の精度の高さ」です。
これが、どうしても気になるということに気がつきました。
そうすると・・・そもそもGPSってなに?位置検索の精度は何で決まるの?
今さらですけど、基本的な疑問が湧いてきました。
そもそもGPSとは・・・
GPS=Grobal Positioning System
グローバル・ポジショニング・システム。全地球無線測位システム。
衛星からの電波信号を使って、地球上の受信者の位置を測位するシステム。
「衛星が電波を発信した時間」と「GPS端末に届いた時間」のタイムラグを使って位置情報を測位しています。
2010年、日本でも衛星『みちびき』を打ち上げていて、さらに今後日本の上空に4機体制が実現すれば、誤差10センチまで精度がぐんと上がると言われています。
→準天頂衛星システム『みちびき』公式サイト
発信する情報が多くなれば、位置を測定する精度が上がるのは、よく分かりますが、じゃーGPS電波が届かないところはどうしているんでしょう?
たとえば、屋内とか車の中とか・・・
スマホや携帯電話は、それを補うために携帯電話基地局やwifiを利用して、端末までの距離を推定する「A-GPS」(AはAsistの意味)を併用しています。
位置特定に必要な電波信号は、現在、GPS衛星からの電波だけじゃないんですね。
携帯電話基地局やwifiなど、地上の電波も使っています。
つまり、より精度の高い位置を割りだすには、GPS衛星からの信号の他に、地上の携帯電話基地局やwifiにアクセスできることが不可欠なんですね!
そして、その情報が使えるアプリや機器じゃないと・・・ということですね。
スマホなどの携帯電話端末が、とても有効なGPS端末になりうるというのもよく分かりました。
位置検索機能だけのシンプルな端末
さて、第三の選択肢としては、GPS位置検索に特化したシンプルな端末です。
このタイプを選ぶなら、Bsizeの「GPS Bot」一択なのかしら・・・と思います。
私が探せないだけかもしれませんが、類似品は価格的に高かったり、比較対象外という印象でした。
では、「GPS Bot」がどんな端末か調べてみましょう。
会社名 | 端末名 | 機能 |
料金(税別) |
その他 |
Bsize |
GPS Bot | ・高精度位置検索 (トリプル測位エンジン) ・AI機能搭載 ・複数の保護者で見守り可能 ・エリア外に行った時のお知らせ機能 |
4,800円(端末の価格) 480円/月(定額通信料含む) |
・AIが行動範囲を学習する ・W5cm×H5cm ×D1.9cm |
「GPS BoT」の特徴は、GPS衛星、wifiアクセスポイント、携帯基地局の3点から位置情報が検出できることと、AI搭載?という2点です。
それにコスパもいいですよね。
小さくてかさばらないところも良いです。
息子に内緒でリュックに忍ばせることができそうです。
バッテリーとアプリの使い勝手がよければ、文句なしですね。
まとめ
さて、結局、私は何を選択したでしょうか?
なんて、もったいぶらずに言ってしまうと、この記事を書いている間に、フラフラっと購買意識が高まり、「GPS BoT」をポチッとしてしまいました。
そろそろ、届く頃です。
シンプルな料金体系と、「トリプル測位エンジン」と命名されていましたが、検索精度が良さそう!なこと、この2点が決め手になりました。
夏休み明けたら、2学期に入ります。
どんな感じか、使い勝手をレポートしますね。
人工衛星と科学の進歩に感謝!!
→こちらの記事もご覧ください。
ひとりでできる!バス通学も電車通学も夢じゃない!
「GPS BoT」公式サイト
https://www.bsize.com/bot/gps/