息子のダイエットをはじめて、ほぼ1ヶ月経ちました。
体重的には、48.6kg→47.7kgぐらい・・・の変化。
1kgも減ってなくて、48kgあたりをウロウロしています。
でも、この間、知り合いのお父さんから「ちょっと痩せたんじゃない?!」と言われて・・・
母は、素直にうれしかったです!
今のところは現状維持で上々!と、ゆるめな自己評価をしています。
なぜ、これで成功かと言いますと・・・
息子自身はダイエットしていると思ってないからです。
ダイエットしてないようで・・・、でも実はしているという点で、成功かなと・・・思うんです。
彼は一喜一憂している私をみて「一体何してるんだろうな~」って思っているでしょう。
そんな息子に気づかせないように~、ダイエットしているんですよ・・・
ここが、この「いつの間にかダイエット」(今、命名しました)のミソ。
母としては、根本的なところが徐々に変わりつつあると自負しております。
さてさて、1ヶ月前と、どこがどう変わったのか、自信を持って(?)ご報告します!
子供のダイエット!ここはうまくいった!
今回の一番の成果は、「白いご飯を食べすぎなくなった」ことです!
つまり、今もっとも確実にダイエットできると言われている糖質制限ダイエットができた!ということなんです。
体重はそんなに減ってないんですが、ほんのり減っています。
息子は、おかずがなくても白いご飯だけで食べちゃうぐらい、白いご飯が大好きで、放っておくと無尽蔵に食べるんですね。
なので、今までは喜ぶがままに食べさせていたですが・・・白米だけのご飯はやめたんです。
白米に、「玄米を少量入れて炊く作戦」にしたんです。
その効果はてきめん!
その日からご飯を食べる量が1/3になりました。
まずは見た目で、白いご飯に茶色いつぶつぶがイヤだったようです。
白いご飯以外、炊き込みご飯も嫌がっていましたから、この作戦はちょうどよかったんですよね。
他にご飯はないので仕方なく食べますが、今まで、パクパク食べていたのに・・・お茶碗に半分ぐらいで、見事にそれ以上は食べなくなりました。
それに、玄米って少し重い食感ですよね。
白米だけだと、軽くて、パクパクパクパク食べていたんですね。
見た目もありましたが、そんな食感の理由もあって、息子の食べる量が激減したんです。
白いご飯以外はイヤ!というお子さんにしか通用しないかもですが、白米好きには試してみる価値ありです。
よくお母さんとしては、雑穀とか入れて炊きたいのに、家族が嫌がるから・・・っていう話、聞きますよね。
ほんのちょっとだけ混ぜるのを許してもらえたら、すごく簡単なダイエット方法だと思います。
そして、予想外でしたが、私にも変化が・・・。
1ヶ月後、同じご飯を食べていた私は、白米だけで食べると、どうも味が物足りなくなって・・・もともと玄米好きですけど、白米の軽さにはもう戻れないなぁとなって・・・
副産物ですけど・・・私の体重の方が1kg減っていました!
子供のダイエットのここが大変だった・・・
子供のダイエットの場合、モチベーションが薄いのが難点ですよね。
多くの場合、自分でかんばるぞ!っとはなりません。
いまどきの中学生女子だったら、痩せて彼氏を作る!とか・・・そんなことが理由になるのかな・・・
海外のダウン症の女の子が、モデルになりたくてダイエットしたという話は聞いたことがありますが・・・彼にそんなモチベーションはないわけで・・・
太ると健康に良くないよ〜とか、太るとモテないよ〜とか、そんな理由は通用しないんですよね・・・
それに、何と言っても彼にとって食べることは、最も楽しいひとときですから・・・
「美味しいものを食べたいだけなのに、なぜダメなんですか?」
心の声が聞こえてきそうです・・・
彼としては、食べたいものは食べたい、断固として主張するでしょう。
ダイエットしている意識のない息子の食欲をどうしたらいいんでしょう・・・
そこで母が考えたのは、まず見た目です。
食膳の見た目をいっぱい食べているんだよ〜ふうに改善しました。
具体的には・・・
- 「作り置き」や「同じ材料でも2品作る」などして品数を増やしました。
- 丼ものは避けます(ご飯がおかずで隠れるので!)。
- 給食方式を採用しました。
食べる前に全部セットして、全部食べたらごちそうさま、ということにしました。 - 最後に食べるデザートは必ず付けるということにしました。
結果、うまくハマりました〜。
食事だけに限らず、仕組みを作って全体が見通せるようにすると理解しやすいようで、息子に対しては効果的な方法でした。
もしかしたら、この、有効な方法がわかったことが、今回の一番の収穫かもしれません。
子供のダイエットに取り組んで実感した4つのこと
今回ダイエットに取り組んでみて、1ヶ月の間にいろいろなことを実感しました。
まず1つ目。世の中食べすぎ!なんじゃないかしら?!
飽食の時代と言われて久しいですが、一般的な一人前と言われる量が、そもそも多いのでは?
食事を考えるようになって、にわかに疑問が湧いてきました。
「普通の量」が、すでに「食べ過ぎ」なんじゃないかしら・・・
こんなに食べなくてもいいよね・・というのが、今の私の率直な感想です。
お腹いっぱい食べたいというのは、人間の基本的な欲求なんでしょうね。
ごはんお代わり自由とか、特盛食べたらタダとか、お得感、ありますし・・・
サービスする側はニーズに答えているだけですが、世の中の風潮として、ついつい食べすぎの状態を生んでいるように思います。
2つ目。喜ぶから、つい与えすぎていた!
はい。これはあれです。
ペットを肥満化させてしまった飼い主とおんなじです。
私が悪うございました。
ついつい、喜ぶ顔みたさに好きなものを食べさせていました。
唐揚げとか、ラーメンとか、カレーライスとか、カツ丼とか、コロッケとか、果汁100%ジュースとか、白米とか、パンとか・・・
どれも、最強に太る食べ物ですよね。
口いっぱいに頬張って食べるのが、とっても幸せそうで・・・
それに、あっという間に食べ終わるんです。「早食い」なんですよね。
とほほ・・・母は反省至極です。
「よく噛んで食べる」は、まだまだこれから・・・母の課題です。
3つ目。糖質って太るんだね〜
今回、なんちゃってダイエットですけど、ご飯を食べないだけでも体重は減るんだ!ということが、身をもって実感できました。
世の中の多くの人に怒られそうですが、私自身はダイエットしたことがないんです。
体重計はなくても生きられます。
家族がいなくて一人だったら食に関心がないままだったと思います。
で・・・、
今回ダイエットに関する情報を集めてみて、ケトン体ダイエットというのがあることを知りました。
ケトン体ダイエットというのは、炭水化物じゃなくて、脂質をエネルギー源にするということなんですが・・・
それには、脂質が代謝するような体にする必要があるみたいです。
この方法には賛否両論ありますが、私自身が試してみて、よかったら息子にも取り入れてみようかな〜と思ったり・・・
(次の1ヶ月後に乞うご期待くださぁい)
そして4つ目。1日の間でけっこう体重って変わるんだな〜
今回、一日の始まり、食事の前後、寝る前と、色々なときに体重を測っていたんです。
で、思ったんですけど、けっこう体重って変わるんですよね。
食事の前後で、少なくても600gぐらいは変わります。
こんなに変わるんだったら、食べる量、食べる時間を考慮したら、ずいぶん変わるんじゃないかしら・・・
ダイエットしてる気がなくても、食べ方次第で割と痩せられるんだな〜と期待が持てました。
ダイエットって、初めは減るけど停滞期があるとか言いますけど、急速に減らすことが目的ではないので、停滞期はあってもいいわけですし・・・
体重の増減は、さほど気にならなくなりました。
そして、息子にも思わぬことが・・・面白いことが起こったんです。
うれしい誤算?!
これは、おまけというか、うれしい誤算?!というべきなのでしょうか?
今回のダイエット中に、実はちょっとした面白い事件がありました。
母の策略「脱!白飯作戦」で、よっぽど白いご飯が食べたかったのでしょうね〜。
自分で炊飯器に白米をセットして、ご飯を炊こうしたんです!
水加減も自分でして、玄米を入れようとした母を制止して、すばやく蓋を閉め、スイッチオン!
早っ!びっくりです。
おまけに、味噌汁用に切っていた玉ねぎを横から奪い、乱切りに切り始め、人参まで切り始め・・・
しまいには、予定外のカレーが出来上がっていました。
息子の大好物のカレーライスです。しかも白飯です。笑
彼の不断の欲求が勝りましたね。
それが形になって、「自分でやる」という行動になったのは、単純にすごい!と思いました。
横で見ていた母は大笑いでしたけど、同時に食べたいものを自分で作ろうとした彼の成長ぶりには、非常に感心させられました。
白米が食べられないことを不満に思って、拗ねたりもせず・・・自分でやろう!という姿勢がなんとも頼もしかったです。
これこそモチベーションですよね!
障害児は指示されないと動けないとか・・・状況に応じて何をしていいか分からないと言われることも多いのです。
でも、彼の中でちゃんと意志が育っていることが思いがけずわかって、このことは、なんとも言えないうれしい誤算でした。
母の価値観が変わった!
今回、私の中でも大きく変わったことがありました。
変わったのは、息子ではなく、結局のところ、母だったというオチなのかもしれません。
それは、当たり前のことなんですが、食について考えるようになったことです。
ここ1ヶ月・・・
「食欲」って一体なんだろう?
食事量を減らすにはどうしたらいいだろう?
常に気にして生活していました。
最初は、体重が軽度肥満でヤバイ〜!ってとこから始まったのですが、最終的には「体質改善」や「生活改善」が目的になったんです。
結果、息子の食生活の見直しができてよかった!になりました。
それから・・・
いつから1日3食、食べるようになったんだろう?・・・とか、
1日30品目食べなきゃっていうのは、本当なの?・・・とか、
健康について世間で言われていること、本当にこれが正しいのか・・・と
いろいろ気になってきました。
そのときどきで健康観や価値観って、変わるんですよね。
一体、誰がはじめに言い始めたんだろう・・・
そのときの専門家の主流ということなのかもしれませんが・・・
この頃の健康本を読んでいても、いろいろありすぎて、何が正解か、全然わからないんですよね。
たとえば・・・、
「朝、しっかり食べて栄養を脳に与えよう」派の人たちに対して、
「朝食べない方が脳が効率的に動く」と主張する人たちもいて・・・
この人たちは、返って食物を消化することにエネルギーを使ってしまい、脳にまで回らないので・・・という説なんですが・・・。
どっちも専門家の意見なんですよね。
息子のためにどの健康法をチョイスすればいいんでしょうか?
食に関する健康のことが、分からなすぎて、いろいろ気になってきました。
まとめ
さてさて・・・
1ヶ月目で、まだまだ経過途中なんですが・・・今回うれしい誤算もあり、いろいろな成果がありました。
主には母側に成果ですね。
- 食に関心が持てたこと。
- 仕組みをうまく作ったら、息子がそれに対応してくれること。
- ご飯を食べないと痩せるかもという実感
- これぞという健康法を自分で試してみようという気になったこと。
などなど・・・
この1ヶ月は実質的には、私がダイエットをしている気分で、特に、始めた頃は体重の増減が気になって、気になって・・・ウザがられるぐらい息子を体重計に載せていました。
今では、あまり体重は気にならなくなりましたが、面白いので、体重計の数字を見て「おー減ったねー」とか、私のうれしい気持ちを息子に伝えるために、わざとらしく一喜一憂しています。
さあ、これから息子の体重はどうなっていくでしょうか?
今後は「健康&いつの間にかダイエット」という方向で、息子を通じて楽しい食事を考えていこうと思います。
どうなることやら〜、体重も、結果として減るかもしれませんね。
一抹の不安は、どんな食事がいいのか、何を信じたらいいかな〜ということです。
これに関しては、私自身で試してみて、母の体感で探っていくしかないか、と思っています。
自分の体で試してみることにします。
それに、やってみたら、また違ったことが見えてくるかもしれません。
そこは私としても未知数で、ちょっとワクワクしています。
では、また1ヶ月後に〜♬
↓ダイエットを初めた動機の記事、こちらもご覧くださいね。
http://ichinyoru.net/2019/06/14/kodomo-daietto-daunsho/